――コンコン
ガラガラ
いや、いや、今のはノックの意味無いだろうが。
1人心の中で突っ込みを入れた。
ノックの音と、扉の開く音はほぼ同時だった。
無遠慮に入ってきたのは、リハスタッフで俺が交流のある3人組だった。
「山下さん、本当に居た」
「骨折らしいですね」
「大丈夫ですか?」
3人が次々に話すもんだから、俺はどれに答えようか悩んだ。
「3人ともうるさい。居て悪かったな」
……答えるのは面倒になった。
3人は右から香坂、大山、池田。
俺より1年後に同期入職した“イケメン”3人組。そして、うちの病院の“元”問題児。
問題児というのは女性関係のことで、最近は落ち着いたが少し前までひどいものだった。
そんな3人だが、男性スタッフの少ない病院では歳も近い彼らとは自然と接する事も多くなって、よく呑みに行ったりもしている位だ。
病院内に真剣に付き合っている彼女が出来たりと最近は落ち着いたため、“元”問題児ってわけだ。
この内の誰かが、俺の担当になるんじゃないかって、俺は踏んでいる。
ガラガラ
いや、いや、今のはノックの意味無いだろうが。
1人心の中で突っ込みを入れた。
ノックの音と、扉の開く音はほぼ同時だった。
無遠慮に入ってきたのは、リハスタッフで俺が交流のある3人組だった。
「山下さん、本当に居た」
「骨折らしいですね」
「大丈夫ですか?」
3人が次々に話すもんだから、俺はどれに答えようか悩んだ。
「3人ともうるさい。居て悪かったな」
……答えるのは面倒になった。
3人は右から香坂、大山、池田。
俺より1年後に同期入職した“イケメン”3人組。そして、うちの病院の“元”問題児。
問題児というのは女性関係のことで、最近は落ち着いたが少し前までひどいものだった。
そんな3人だが、男性スタッフの少ない病院では歳も近い彼らとは自然と接する事も多くなって、よく呑みに行ったりもしている位だ。
病院内に真剣に付き合っている彼女が出来たりと最近は落ち着いたため、“元”問題児ってわけだ。
この内の誰かが、俺の担当になるんじゃないかって、俺は踏んでいる。



