「まだ生かしてるか?」

「当たり前だろ?
あんなこと言っててもお前のお気に入り…
なんだろ?」

 お気に入りというか…
お気に入りなんだけど、
僕が久しく心を許したから…

気にはなるっていうか…

う~ん……

「取りまぁ、
"蝶"のためにっつぅ精神は、
認めてやらんくもない…」

ハハッ

「全く、
昂ちゃんも貶しながら、
誉めてんじゃねぇか…

さすがツンデレ…」

「俺はツンデレじゃねぇ!!」

ハハッ
久しくこんなトークをした。

僕からも昂ちゃんからも笑みが漏れる。
ありがとな。
昂ちゃん…
いや…築蝶……

僕と会話したあと、
昂ちゃんは仕事だと言って
出ていってしまった。

僕はそこから少し寝ようと、
布団のなかに潜り目を閉じr(ryガラッ
れなかった。

「梓。」

「何?
高崎。」