************ 目をさました僕。 ゆっくり回りを認識しようと試みる。 一言め。 「落ち着く。」 フカフカのベット。 部屋一面に広がる黒。 綺麗に清掃された部屋。 僕が落ち着いたのは、 この部屋が黒だったからだろう。 いや別に、 部屋のなかにくまさんのぬいぐるみがあったからじゃないよ!? くまさんの愛らしいぬいぐるみなんて 興味ない… 「そのぬいぐるみ、 あげましょうか?」 「ほんとっ!?」 …はっ 僕はぬいぐるみの人に めを写す。 ソイツは… 鬼灯だった。