花言葉〜変わらぬ愛〜

うわぁ〜きれい。
木でできている机と、きれいに拭いてある深い緑色の大きな黒板。
黒板には、これからあたしたちが座る席順の紙が貼ってあった。
教室には、知らない人たちがたくさんいた。
たぶん、友達同士なのだろう。
お腹を抱えて笑っている人もいれば、顔を真っ赤にしてある男の子を見つめている人もいた。
あたしは、席順の紙を見て、自分の座る席を探す。
あった。
あたしの席は、ちょうど真ん中の列の後ろから二番目にあった。
あたしは、早足でその席にいき、前後左右を見てみる。
「えっと、名前...あっ...」
後ろを見たあと前の席を見たら、一人の男の子と目があった。
見たことのない人だから、同中じゃないことは確かだよね。
目を...逸らすのはちょっと失礼な感じがして、軽く会釈した。
あ、そういえば、初めて見た人なんだし、あいさつくらいしとかないとね。
「あの、初めて。あたし、あなたの後ろの席の立花美奈都っていいます。よ、よろしく」
すると男の子は「ん...」と言ってどこかに行ってしまった。
え...あたし、頑張って自己紹介したのに、自分は名前さえ教えてくれないなんて。
まぁ、机を見ればわかるけど。