「社長は勝手過ぎます。
いきなり有無を言わさず担当になれと言ったのに、今度は一方的に辞めろだなんて。
私、何かミスをしたんですか?
納得出来る理由を教えてください」
じゃなきゃ、もう頭がパニックでワケがわからないよ…。
社長が椅子から立ち上がって、私に顔を近付ける。
「そんなに聞きたければ、教えてやろうか?」
「え…?」
私はゴクリと息を呑んだ。
「お前は致命的なミスをした。
しかも、一番やってはいけないミスをな」
「……どういう事ですか?」
めったに絡み合わない社長の視線が、今は真っ直ぐ私に向けられていて。
どうしてこの人に見つめられると、捕らわれたように動けなくなるのだろう。
「お前は…」
どうしよう。
怖い…。
「お客様と恋仲になった」
「……っ」
いきなり有無を言わさず担当になれと言ったのに、今度は一方的に辞めろだなんて。
私、何かミスをしたんですか?
納得出来る理由を教えてください」
じゃなきゃ、もう頭がパニックでワケがわからないよ…。
社長が椅子から立ち上がって、私に顔を近付ける。
「そんなに聞きたければ、教えてやろうか?」
「え…?」
私はゴクリと息を呑んだ。
「お前は致命的なミスをした。
しかも、一番やってはいけないミスをな」
「……どういう事ですか?」
めったに絡み合わない社長の視線が、今は真っ直ぐ私に向けられていて。
どうしてこの人に見つめられると、捕らわれたように動けなくなるのだろう。
「お前は…」
どうしよう。
怖い…。
「お客様と恋仲になった」
「……っ」