「夏樹さん。せっかく綺麗な海の景色だし、一緒に写真撮りたいよね」
「それもそうだな」
お互いを撮ってばかりだから、ひとりずつのショットしかないんだよね…。
「夏樹さん、ちょっと待ってて」
「ん?」
私は近くにいたイタリア人男性に声をかけた。
「Scusi! Ptorebbe farci una foto?」
「Va bene」
「Deve premere qui」
白髪のイタリア人男性にカメラを渡すと、私は夏樹さんの隣に立った。
「由梨、すげぇな。この旅でお前の語学力に驚かされてるよ、俺」
「いいから。笑って、夏樹さん」
「Cheese」
私達はその白髪の男性にお礼を言うと、手を繋いで海岸を歩き始めた。
「お前と出会えて良かった…」
そう言って、夏樹さんが握る手に力を込めた。
「実際、俺の妻になるってすごく大変だと思うけど、由梨なら充分やってくれそうだから。
ありがとな」
「ううん。私だって感謝してる。
男に生まれれば良かったのにってずっといじけてた私を、夏樹さんが救ってくれたんだよ。
私、女性として生きる喜びを今すっごい噛みしめてるよ」
私がそう言うと、夏樹さんはそうかと言って柔らかく微笑んだ。
「それもそうだな」
お互いを撮ってばかりだから、ひとりずつのショットしかないんだよね…。
「夏樹さん、ちょっと待ってて」
「ん?」
私は近くにいたイタリア人男性に声をかけた。
「Scusi! Ptorebbe farci una foto?」
「Va bene」
「Deve premere qui」
白髪のイタリア人男性にカメラを渡すと、私は夏樹さんの隣に立った。
「由梨、すげぇな。この旅でお前の語学力に驚かされてるよ、俺」
「いいから。笑って、夏樹さん」
「Cheese」
私達はその白髪の男性にお礼を言うと、手を繋いで海岸を歩き始めた。
「お前と出会えて良かった…」
そう言って、夏樹さんが握る手に力を込めた。
「実際、俺の妻になるってすごく大変だと思うけど、由梨なら充分やってくれそうだから。
ありがとな」
「ううん。私だって感謝してる。
男に生まれれば良かったのにってずっといじけてた私を、夏樹さんが救ってくれたんだよ。
私、女性として生きる喜びを今すっごい噛みしめてるよ」
私がそう言うと、夏樹さんはそうかと言って柔らかく微笑んだ。



