My sweet lover

「由梨…っ」


抱きしめる腕に力を入れると、由梨も俺の背中にそっと腕を回した。


あぁ…夢じゃない。


本物の由梨だ。

 
すっかり長くなった、由梨のウェーブの柔らかな髪を撫でる。


指と指の間に、由梨の髪が優しく通り抜けていく。


「夏樹さん。

私、会社だけじゃなく、家でもあなたの健康を管理出来ます。

だから…、私を雇ってくれますか?」


由梨から、甘くフローラルな香りが漂う。


もうリリーに似ているなんて、そんなこと失礼過ぎて言えないくらいに、由梨は華やかで上品な、美しい女になっていた。


「あぁ…。永久に…。

ずっと、ずっと俺のそばにいろ…」


由梨の頬を、そっと右手で包む。


由梨の瞳が、涙の膜でゆらゆらしている。
 
 
「由梨、結婚しよう。もう二度と離さない」


もう絶対に、何があっても手放すもんか。


本当に、よく頑張ってくれた。


お前は最強で最高の女だ。


俺は、由梨の唇を優しく塞いだ。


ずっと、こうして触れたかった。


あぁ…、これでやっと好きなだけ触れる事が出来る。


やべぇ。


このまま押し倒してしまいそうだ。


お楽しみは今夜ということで…。


だから落ち着け、俺。