My sweet lover

「ごめん、林」


頭を掻きつつ、とりあえず謝った。


「そんなに熱いと、僕が言わなくても、雰囲気でみんなにバレちゃいますよー」


俺のクールなキャラ、もしかしてもう既に崩壊してる?


「それにしても…。まだ付き合って間がないのに、もう結婚話が出てるんですね。
社長がそれだけ溺愛してたら、まぁ当然かぁ」


林のヤロー、さっきからうるせぇな。


しょうがねぇじゃん。


ハマっちまったんだから…。


「あ、林…。

お前も1月から関西だろう?由梨の事、頼むな。

変なヤツが近づかないように、見張ってて欲しい…」


俺の…妻になる人だから。


「はいはい。わかりましたよ。僕に任せて下さいよ」


「頼んだぞ」


「それなりの見返りはあるんでしょうねぇ」


「当たり前だ。期待してるから関西に行かせるんだ。将来的に良い待遇になるに決まってるだろう?」


「ま、まじっすか!僕、頑張ります。社長にずっと付いていきますっ」


思わずぷっと吹き出した。


ゲンキンなヤツ。


でも、由梨と一緒に行くヤツが林で本当に良かった…。