My sweet lover

「え…?」


林の言葉に頭が真っ白になる。


妊娠…?


それってつまり…。


「心当たりはないんですか?」


こ、心当たり?


心当たりも何も…。

 
付き合い始めてから、毎晩のように…したし。


もちろん細心の注意は払っているけど、あんなものは100%じゃない。


でも、もしそうだとしたら、由梨はどうして俺に何も言ってくれないんだろう。


「あっ、社長。水沢がっ」


「えっ?」


林の言葉に慌てて由梨の方を見ると、由梨が目を開けて俺の顔を見ていた。


「由梨、目が覚めたんだな。大丈夫か…?」


「夏樹さん…」


やっぱり顔色が悪いな。目に力もないし。


「しんどいなら、休んで良かったんだぞ」


そっと、髪を撫でてやる。


「ごめんなさい。かえって迷惑かけて…」


そんなの別にいいけど、心配なんだよ。


由梨に確かめないといけないよな。


はっきりさせないと。


「由梨。俺に隠してる事がないか…?」


静かに問いかけると、由梨の表情が一瞬にして変わった。


動揺している。


やっぱりそうなのか?


「夏樹さん、気づいてたの…?

私が隠し事してるって…」


思わずぎゅっと目を閉じた。