My sweet lover

ちらりと上目遣いで朝日さんを見てみると、私の視線にすぐに気づく朝日さん。


じっと私を見つめるその綺麗な瞳に戸惑って、私はたまらず視線を逸らした。


ずっと朝日さんに会いたかった。


だけど、私の目の前には社長がいて、隣にはありささんがいて、話したくても話せない。


こんなのってひど過ぎるよ。


「ねぇ、この後二人の予定は?」


突然口を開いたありささんが、私と社長の顔を交互に見ている。


「特にないけど?」と、社長は静かに答えた。


「ねぇ、4人でボウリングに行かない?」


「はぁ?」


ありささんの意外な言葉に、私と社長と朝日さんが同時に声を上げた。


「久しぶりに身体を動かしたいわ。すぐそこにボウリング場があるし、行こうよ。ねっ。ダメかなあ?由梨ちゃん」


可愛い笑顔を向けられて、私はどうしていいかわからず苦笑いをした。


「わ、私は構いませんけど…」


そう言って私は、社長と朝日さんの様子を伺うように順番に見た。


「俺も別にいいよ」


社長はそう言って口角を上げた。


「朝日君もいい?」


ありささんの言葉に、朝日さんは少し考えるような顔をした後「いいよ」とつぶやいた。


そんなワケで、私達は4人でボウリングをすることになってしまった。