My sweet lover

なんだか不思議な感じだ。


社長とはいつも職場で会っているのに、それとは全然違う雰囲気だ。


社長は一体どうしたいんだろう?


ありささんと付き合いたいの?


それとも、ありささんと朝日さんに上手くいって欲しいの?


一体どっちなのか、正直よくわからない。


こうして引っ越してきた今でさえ、どうして私がここにいるのかわからない。


社長ってなんだか、つかみにくい人だ…。


「そこ片付いたら、風呂入っていいぞ」


「あ、はい…」


食器を片付け終えると、私はお言葉に甘えてお風呂をいただくことにした。


入ったらあまりの浴室の広さに驚いた。


社長のシャンプーの横に、自分のシャンプーやらボディーソープを並べて置く。


こうして見てみると、私ってホントに社長と同居するんだなってしみじみ思ってしまった。


シャワーを浴びてリビングに出ると、社長はテレビを見ながらソファで横になっていた。


「あの、社長。お先です…」


一応、声をかけてみる。


「お、出た?」


そう言って起き上がる社長。


私も斜め前のソファに座って、テレビをなんとなく眺めてみた。


ん?


なんか視線を感じる。


チラリ社長を見てみれば、社長はなぜか私をガン見していた。


「あの、どうされました?」


私の声に、社長がニヤリと笑う。


「お前、スタイルいいな」


「はっ?」


な、何を突然。


あっ、しまった。


思いっきり部屋着に着替えちゃったけど、キャミソールに短パンってちょっと無防備過ぎたかも。


「知らなかったな。そんなにスタイルいいなんて。やっぱ学校で相当鍛えてたんだな」


「あの、あんまり見ないでいただけます?」


そんなに舐めるように見られたら、顔から火が出そうだよ。


「もったいないよな。そんなに脚も綺麗なのに。
お店の制服変えようかな?
もうちょっとスカートをミニにするとか、胸元開けてみるとか」


「ちょっ、何言ってるんですかっ。
そんなことしたら、お店の品性疑われますよ」


私がそう言うと、社長は冗談だよとクスクス笑った。


う~。


またからかわれちゃった…。