「まだまだお子ちゃまだな」 な……! 言葉の直後、唇のすぐ横を舐められて、慌てて目を開くといじわるな表情が目の前にある。 「お子ちゃまじゃないもん」 「ご飯粒、ついてたよ」 ……ええ?! さっき舐められたのってご飯粒ついてたからなの?! ダメだ……恥ずかしすぎて目が合わせられないよ。 先生は勝ち誇った表情で、鼻歌を歌いながらコーヒーの準備を始めていた。 ホントに裕子先生に弟子入りさせてもらおうかなぁ。