続・君と流れ星を。

ごちそうさまでした、と言ってお弁当箱を流し台に持って行く先生を見て、慌てて自分の分を口に押し込む。



「じゃあ、なんで前に、絶対裕子先生に見つかるなって言ったんですか?って、私、洗いますから」



洗剤をつけようとしている先生の手から無理やりスポンジを奪って、流し台のところに割り込む。



「あーなんか、ほら、──るだろ」



「え?なんですか?聞こえなかった」



「だからぁ、照れるだろ!!」



意外な言葉に驚いて、先生の顔を見たらホントに照れてて、目を合わせてくれなかった。


私はニヤニヤしたまま、お弁当箱の片づけを再開する。