続・君と流れ星を。

いっき先生はため息をついて、何か言いたげな表情のまま裕子先生をじっと見つめる。



「私に文句言っても仕方ないでしょ?」



「まだ言ってません」



裕子先生は、どうだか、と短く言ってくるりと背を向けた。

その背中にいっき先生が声をかける。



「コーヒーは?」



「そこまで野暮じゃないって。邪魔者はさっさと退散しますよ」



背を向けたままヒラヒラと手を振って、後姿はドアの外へと消える。



「……私、お邪魔でした?」



先生の方を見ると、お弁当の残りを食べ始めている。



「そんなわけないだろ。裕子はそんな奴じゃないし」