貴裕side

『夏向さ、絶対にゆあのことすきだよね?』

エレベーターに乗った途端、るいが聞いてきた。

『うーん…たぶんな。』

いや、絶対に好きだと思うんだよね!
俺的に。
幼なじみの感ってやつ。

『貴裕って何か聞いてないの?』

『聞いてるわけないじゃん。聞いたことはるいも聞いてることだよ。』

『いや、わかんないからさ。夏向、強がりなところとか素直じゃないところあるし…』

『まぁーね。』

『ま、あの二人がくっついてくれたら嬉しいけどね!俺も!』

るいが無邪気に言う。
無邪気にいっても、お前はちゃらいな笑

そう、話してるうちにエレベーターが空いた。

『そういえば、るい、最近どうよ?』

『いい感じ♪』

『そうか。なら、よかった!』

そういえば、るいに彼女が出来た。
チャラチャラしてるから心配してたんだけどちょっと安心。

『俺の彼女、かわいーし笑』

るいは、子供だな笑
お前の彼女は昔から知ってるよ。
だって、俺の元カノだもん。
で、ゆあの友達。

そう思ってると

『じゃあな、貴裕!』

と、るいが言った。

『おう!じゃあな。』

そう言って二人は別れた。

貴裕side―end―