「んじゃーな!!俺は帰るわ!!」 そして図書室でも関係なく、大きな声で俺に手をふってきた。 「おう、またな!」 テスト期間でせっかく部活がないのに、俺が図書室へ行くのについてきた涼太はそうとうな暇人らしい。 いや、そうとう俺が好きらしいな。 とか思ってる俺が1番調子にのってる。 「さて。俺も行くか」 まだテスト勉強してる人たちに聞こえないような声でそうつぶやくと、 荷物を持って、図書室をあとにした。