「うわっ!冷たっ!!」 「やべぇ!優!ギブ!!ギブ!!」 大きな笑い声が響く放課後。 俺らはいい年ながら、まだ温かくなり始めた5月という季節に水遊びをしてた。 「ははっ!優、やめろって!」 そう言った涼太が俺の腕を掴んだときだった。 掴まれた拍子に、少しだけホース口が方向転換してしまった。