私は、生きてていいの? この世界にいていいの? 2人をつなぎとめれなかった私は……いったい何…? つぎつぎと押し寄せてくる不安につぶされそうなった。 「花音!!」 優くんの声が、私の名前を呼ぶ。 私は……花音だ。 「優く……っ」 名前を呼ぶ前に、 優くんは、私をギュッと抱きしめた。 「弱気になるな! 花音の声を失くさせはしない。 俺がずっと、そばにいる」