神様……。




いつからなのかな?

私が、優くんを好きになったのは……。





目を閉じて、思い出すのは……。




初めて出会った、あの日。



水かけられちゃったんだっけ?


あれはすごく焦ったなぁ…。


知らない男の先輩がたくさんいたし、なにより、私は喋れないかったから余計に。



でも、それが優くんと出会うきっかけになるとしたなら……。



今では、良かったなって思える。






次の日、優くんは私のもとへ来た。



窓から、私の世界に入ってきた。



神様がくれた贈り物。





そう、あの日から……。