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そして、優くんは帰ることになり、

私は途中まで送ることになった。





「いいよ花音、ここまでで。
早くおばあさんのとこに戻ってあげて?」




歩いてる途中、

まだ病み上がりのおばあちゃんを心配する優くん。




私は首を横にふった。




確かにおばあちゃんのそばにいてあげたいけど、私はもう少しだけ、優くんといたい。



だって、また長い休みの間、会えなくなっちゃうでしょ?




「…サンキュ。
なんか、花音とまたちょっと間会えないって思うと、ちょっと寂しいな」




優くんが、私と同じ気持ちを言った。





驚いて、思わず優くんを見上げてしまう。