【完】君ノート





声ではなく、シャッター音が聞こえたんだ。



びっくりして優くんを見ると、

優くんはイェーイ!と、ピースサインをしながらケータイをこちらに向けて構えていた。




その仕草に、ケータイで私の写真を撮ったのだと分かる。





…だまされた!





「おっ!キレイに撮れてる♪」




満足そうな顔でケータイ画面を見る優くんのもとへ急いで駆け寄る。



恥ずかしながらも、勝手に撮られたことを頬を膨らまして怒ってみた。




「んな、怒るなって♪
ほら、思い出ー!!」



そう言って、優くんは私の顔に自分の顔を寄せ、

インカメラにしたケータイの画面いっぱいに、私達を映しだす。



そしてまた、パシャリと音が鳴る。