【完】君ノート





私の家に着いた。




「はぁ…。花音、大丈夫?」




優くんは息を整えると、ゼェゼェと言ってる私を心配そうに見てきた。



平気だよって伝えるために、笑って頷いた。




それよりも、早くおばあちゃんを助けたい。





「行こ。おばあさんのとこまで、連れて行って」



その言葉に首をたてにふった。







そして私達は家の中に入る。




おばあちゃんが倒れてる台所まで、優くんを連れて行った。




優くんはおばあちゃんを見るなり、すぐにそばに駆け寄った。