私は水やりしたじょうろを置くと、縁側から家の中へ入っていた。 もう慣れたこの家の中を歩いていく。 おばあちゃん、どこにいるんだろ? お昼ご飯でも作ってるのかな? そう思った私は、台所のある場所を覗いた。 〝おばあちゃん?いる?〟 呼びかけたいけど、声なんてでない。 だから心の中でそう言って見ながら、台所の部屋を覗いた。 でも…。 私は、突然目の前に広がった光景に固まってしまったんだ。