「あ……陽乃も私のこと、名前で呼んでよ!私、小山奈子(こやまなこ)。だからさ、奈子って呼んでよ!」 そう言って、奈子は恥ずかしそうに笑った。 新しい友達ができた嬉しさに、私は頬をゆるめる。 「じゃぁ、行ってくるね!」 光莉ちゃんに愛花ちゃん、それから奈子。 3人に小さく手を振ってから私は席を離れ、優くんの待つドアへと向かった。 ───たくさんのドキドキを抱きしめて。