───ドクン、ドクン。 正常に脈を打つ優くんの心臓の音が私の鼓膜に直接届いて、顔が火照っていくのが自分でもよく分かった。 「もう、死ぬとか言うんじゃねーぞ」 「………うん、分かったよ…」 私の返事を聞いて、優くんは少し息を吐いたかと思うと、私を抱きしめてくれているほうの手がリズムよくポンポンと動きだした。