「あの……ボール、ここに置いとくね。えっと……それじゃあ……」 私は彼の足下にボールを置くと、その場を早く立ち去ろうとする。 だけどそれと同時に……… 「………い」 彼が何かを呟いた。 声が小さくてよく聞きとれなかったけど。 「え?」 「………わいい」 「……ん?」 「……か、わいい。……可愛い!」 「……えぇ!?」 これでもかってくらいに、私は目を大きく開く。