「あのですね…。みなさん夏休みの中ごろ暇ですか?」

少し戸惑いながら話し始める。

「私は暇だよ!補習もそのころにはないし!」

「もしよかったら私の家来ません?私の家旅館なんで」

山代の実家は旅館なのか。雰囲気からして和を感じるから納得だ。

「へー。すげーな」

「はるちゃんって…ボンボン?」

「いえ、そんなことは…」


「はるちゃんってもしかすると…次期女将?」

「一応…」

「「「「おぉ!」」」」

それは凄い。