「で?なにしに来たんだ?」

「会長に会いに来ました!」

「よし。帰れ」

「えっ!?」

「俺にも会ったし、補習も終わった。お前の目的は果たした。はい、お疲れさん」

「そんなぁ~…。今日からしばらく会えないかもしれないのにぃ……」

シュンとする渚。

「あの、私は、渚ちゃんともう少しお話したいんですけど…」

山代が言う。

「はるちゃん…」

「僕はどちらでも」

「渚ちゃん、お茶くれるかな?俺渚ちゃんが入れてくれるお茶好きだし」

「涼くん!優さん!!!」

「海、諦めな?」

「お前ら…卑怯だぞ…」



渚が「会長も飲みますよね?」と聞いてくる。「…飲む」と答える俺はやはり甘いのだろうか。