ああ、俺はずっと前から、




──渚が好きだ。



そう自覚すれば体は勝手に動いていた。


「渚んとこ行くから、後の仕事は任せる!」


「OK、OK」


「それから、





渚は俺のだから盗ったら殺す」



俺は、生徒会室から飛び出した。







「おっかないなぁ」

「いざ自覚したら俺のもの扱いか」

「会長らしですね」

「渚ちゃん戻ってくるかな…」