「みんな何お願いしたんですかー?あ、お賽銭いくら入れましたか?私はご縁があるように五円です!」

「私は、『お客さんがいっぱい来ますように』ってお願いして、百円いれました!」


はるちゃん…!年明けも良い子!曇りがないよ!純粋すぎて眩しいよ!


「俺は『今年も健康でいれますように』って百円入れたよ」


優さん、欲が無さ過ぎじゃないか?何だか自分が恥ずかしくなるじゃないか。


「僕も百円入れました。まぁ、『今年もたくさん学べるように』とお願いしました」


真面目か!いつもこういうとこでボケてくるじゃん!ボケないってボケ!?


「か、会長は?」

「俺は百円入れて『渚が静かになりますように』って」

「年明けも嬉しいこと言ってくれますね!私のこと考えてくれてたなんて…!」

「静かになりそうにねぇな…」


「先輩は?」

「俺は特にお願いとかしてねぇ。一円だけいれた。神様を金で買おうなんて甘い考えねぇから」


「正月にそういう言い方はよくないかな!?あと百円じゃないんかい!私『何でみんな百円なの!?打ち合わせしたの!?』ってツッコミ用意してたのに!恥ずかしいわ!」

「「「「……」」」」