わいわい騒いでいると涼くんのお父さんがやって来た。


「ちょっといいかな?」

「「「?」」」


「じゃじゃん!」

そう言って出したのはドラ焼きにサンタさんが描かれたもの。


「期間限定で発売するからバシバシ売り込んでね!よろしく!」


言い終えると嵐のように去っていった。


「台風のような人だね」

「恥ずかしい限りです…」


「じゃ、売ろうか!」

「うめー。おぅ、売るか」

「今食べてたな。商品食べてたな」


こうして、期間限定ドラ焼きを売りつつ、バイトも順調にこなしていった。