うっ、さすがにきついぜ。女子恐るべし。


「会長…みんなぁ…どこですかぁー…?」


こんな時いつも自分の身長を恨むよね。ミジンコサイズだからね。


「かいちょー…やば。鼻血が…」

「かいちょ……!?」

人混みをウロウロしてると突然腕を引かれて体育館倉庫に連れ込まれた。


「あ…わりぃ」

聞き覚えのある声と香り。

「会長!」

「何か辛そうだったし…って鼻血!」

「ぐへへ…」


困った顔をした優さんにティッシュをもらい再び鼻に詰めた。


「鼻にティッシュを堂々と詰める神経が分かりませんね」