「渚ちゃんそろそろ接客のほうお願いね」

「うっすバイトリーダー」

「格が下がったね」


私は休む間もなく着替える。お店の方は結構賑わってるようだ。きっと藍ちゃんの呼びかけのおかげだ。あんなに張り切ってたんだもん。

ほら、今も。

『いらっしゃいませー!『動物喫茶』です!美味しいご飯にかわいい女子、かっこいい男子!是非お越しください!あ、そこのおじさん!入ります?入るよな?入らねぇと鼻ん中にケチャップブチ込むぞ、このドMが』

『は、入りますぅ!はぁはぁ』

見事にドMな人だけを罵り、誘い出している女王様。

やめて藍ちゃん。違うお店みたいじゃん。親友として心配だよ。