S彼執事と激甘ドロップ

「そういえば、あなたのこと聞いてなかった。確か榊原なんとか・・・」


「榊原燐斗です。そろそろ覚えてください・・・ね?」


「私はタメ口でいいの?同級生だから敬語はなんか違和感あるんだよなー」


「タメ口でいいですよ?」


「榊原くんもタメでいいんだよ?」


「一応執事なんで。」



クールになった。
榊原くんはさっきから
私を一線置いてる気がする。
まぁ初対面だし
そうなるのはお互い様か。


「なんか、いろいろ教えてくれてありがとっ!」


「・・・いいえ。これも義務ですから。何かあったらテーブルの赤いボタンを押してください。部屋隣なんで」


ええええええええええええ!?

部屋、隣なの!?

しかも何このボタン!?

これはあれだよ!
なんかの爆発ボタンだよ!


榊原くんは何もなかったか
のように部屋を去って行った