小学生の頃からきみのとなりにいた。
仲の良い友達だと思っていた。中学3年になるまでは…

私は桐丘真衣(キリオカ マイ)。至って平凡で特に不細工というわけでもない―――と思う。よくみんなにふわふわしてるねなどと言われる。飛んでいるらしい。実際に飛んでみたいものだが
まぁ私のことは置いといて。
私が片思いしている彼のことについて話そう。
彼は安藤有紀(アンドウ ユウキ)。目は少しきつめで、高身長。まぁ153センチの私から見たら、だが。性格は人見知りでめんどくさがりだ。仲よくなったら結構冷たい態度をとるが、よく笑う。そして時々優しい。これが世の中で言うツンデレってやつか――

小学の6年間、きみと同じクラスだった。
中1、また同じクラス。中2、初めて離れた。中3、同じクラス。
こんな感じで中2の頃は話す機会があまりなかったため少ししか話すことがなかった。
しかし中3になってとなりの席になって。またいっぱい話す様になって。

私は気付いてしまった。

きみのことが好きなんだと言うことに。