俺はベンチに腰かけ、太陽を見てた。


キャハハハ…

またもや麻美の笑い声。


もう…いいよ。



どうせ一人で生きてたって意味ないし。


でも目の前の光景は麻美が麻美の親友の明美と話してる所。



「なん…で…」



「そういえばさー聞いてよぉ。」


麻美の高い声が響く。

「私ねぇカンセンするかと思ったら
そのままあいつが光浴びて死んじゃった! まぁあいつに光浴びるとカンセンするって言ってなかったしね。」


それを話す麻美の目はあの時のように狂っていた。


カンセンしたのは…



俺なのか…



意識が朦朧としてきた。



「ま…み…」


俺は麻美に届くはずない手を必死に伸ばしていた…



俺は





カンセンしたんだ…




あのメールの通り七日後に。



俺の視界が暗闇に包まれる寸前、

麻美が横目で笑ってたのが見えた。



俺は麻美が何を企んでたのか 分からない。




カンセンゲームも分からない。




ただ…事実




カンセンしたら死ぬ。