とけない気持ち

俺は、少し悩んで見せた。

「んー...」

「ま、嫌だったらいいんだぜ?無理強いしないし」

男っぽい口調で、冗談めかして優は言った。

「いや、行く」

「え、まじ?」

「まじだよ。まぁまず、いかない理由がないな!」

「私の隣がそんなに嬉しいのか」

「まぁな」

「え?」

「優が隣なら楽しいかも」

優は驚いた顔で固まったあと、ふふっと笑った。

「遥が隣なら楽しいなぁー」

「よし、明日の準備教えろ、優」

「え、さっきプリント渡したじゃん」

「...どこやったっけ」

「なくすの早いだろバカ」

「うるせぇバカ言うな」

「バカだからだろうがバカ」

「バカって言う方がバカなんだぞバカ」

「お前今言ったぞバカ」

「あ、あった」

「よかったな。じゃ、明日来いよー」

「さんきゅー、またな」

「明日ね」

「...明日な」

優はお邪魔しましたーと叫んで帰っていった。



その夜俺はひさびさに学校の用意をして寝た。