奈未side


「奈未ー朝だぞ! 早くしないとおいてくぞ」



『まって!もうちょっとだから。』


『よしっ、お兄ちゃんー
えっ、お兄ちゃん??どこにいるの?


お兄ちゃん!!』


ガバッ


ハァハァ、夢か....
最悪。




ヤスお兄ちゃん、光お兄ちゃん
私、高校生になったよ....

今、どこにいるの?
勉強おしえてほしいな、一緒にゲームしたいな
お願い。もどってきて。


♪♪~

ケータイをみると 私の親友、あみからだった

{今、奈未んちの前にいるから一緒にいこ!



りょーかい、と。

今日から高校生活。 だけど私にはなにも
かわらない。 すっからかんの家
お金だけおいていく、あの女。


窮屈な毎日がかわるなんて思ってもなかった