でも 願いは叶わず、有賀センセイは、あたしの妹の3年のとこへ・・・。
妹は、明未(あけみ)。成長が遅いため、あまり話が出来ない。
「ねっ!槌亀になるのかなぁ?」
「んん~???あと、大窪(おおくぼ)センセイがいるんだから!ねっ!!」
「う・・・ん。」
今の気持ちは、どんやりとしていた。
担任は、槌亀になってしまったから。
「6年2組・・・・・・・・・・槌亀弘和センセイ。」
「「「え゛ぇーーーーーーーーーーーーーー!???!」」」
皆 言ってた。あたしも♪
凄く、凄く嫌だった。
教室につき、前同じクラスだったのに関わらず、「はい!自己紹介するよーッ」と言うから、驚いた。
難なく、終わったからよかった。こんなにウザったいことってあるのだろうか。
翌朝...
「そっ!」
「へ?」
「うたぁ~っ!」
「だから、なんだっつぅのっ!!!!」
「ここ!“左藤さん”家なのっ!」
「あっそ。じゃ。」
「うん・・・・・・・。」
眠くて、今にも閉じそうな瞼(まぶた)を一生懸命にあけようとする。
でも眠い。


