ハァ・・・もう最高学年・・・?疲れる。
時が流れるのは早かった。

でも、この最後の6年は、遅く終わりそうな気がした。
だって、近くに・・・
「颯太ぁ?!」
がいるから。
「いちゃ悪いか?」
「って!なんで、ここにいるのっっっっっ?」
「いいじゃねぇか。」
「だっだっだからっ・・・!」
ここぉ・・・あたしの家の前なんですけどー・・・?
「すっ座らないでよっ!」
「いいじゃねぇか。」
「おっ怒られんのっ!」
「へへっ。」
なにが「へへっ」だ!冗談じゃないっ!!!!!
「どけつってんのがわかんねぇのかッッッッッッッッッッ!!!!!」
大声出して怒鳴ってやったぜ♪ドン引き・・・。
「あ、ごめんねっごめんねっ・・・。」
なぜかあたしは謝る。
「おめぇーが誤ってどうすんだよっ」
苦笑いで言われる。
あたしも苦笑いで返す。

「じゃっ!」
「えぇ!?待ってよぉ!!!!」
「んだよっ!」
「一緒にガッコ・・・行こ・・・?」
ちょっと小さめの声で言ったけど、通じたみたいで。だから、一緒に学校に行くけど、なにはなせばいいんだろう?こんなことばっか考えてたら、話しかけられた。
「なぁ・・・お前って・・・。」
ここで、会話が途切れてしまった。何を言いたかったんだろう?そればかり気になる。

あっ・・・忘れてた!一緒に学校に行ってんの、知られたらなんていわれるか・・・。しかも、あたしが颯太のこと好きーッてバレてたら、「ひゅーひゅー」ですな、うん。完全に。