「どんだけだよ、お前。」
「なっ何がよ?!」
一瞬、ドキドキしてんのがバレたかと思ったけど、「髪に埃がついてっぞ。」って・・・。あたし カッコワル!こんなに好きな人の前で髪に埃ついてるって・・・。サイアクだなぁー。マジでカッコ悪いっ!

「お前ぇー・・・」
「ん?」
「な、なんでもない。」
「あっそ。」

なんだったんだろう。気になってしまって、どうしようもない・・・。
でも、なんでもないって言ってるんだから!うんっ!なんでもないよっ・・・きっと。




「席がえすっぞ!」
あぁ~この班もおしまいかぁ~。なんって思うと、気分が重くなる。だって、颯太と違う班になっちゃうかもしれないんだもん・・・。



「あぁ~あ!やっぱりね!」
結果は、優介(ゆうすけ)の隣という・・・。
「いいじゃねぇかぁ!?」
しっかも!博樹(ひろき)ぃ~?!
マジでどんだっけ!マジでっっっ!

でも、颯太の近くっ♪でかしたぞ、好未。

「あっ有紗ぁ~♪」
「おぅ!好未ぃー。」

この後 めっちゃ大波乱が起こるとはしらずに、喋っていた―