俺は・・・俺は・・・。
「そっ颯太ぁー!」
「遼へ・・・い?」
「なに、浮かない顔してんだし。」
「いいじゃんな、な?」
「あぁ・・・。」
どうなんだろう。

「颯太って好きな人いんの?」
「えぇー?!」

―キーンコーンカーンコーン

「掃除っ!」
「あ。じゃなー」
「あぁ。」


掃除場所の屋上へと向かうと、副嶋が先に来ていた。
「おっせぇよ!」
「ごめっ・・・。好未は?」
「いねぇー。」
「迎えに行ってくる!」
「あぁ・・・分かった。」

渡り廊下へと向かうと、好未がいた。

「そ、颯太?」
「あ?」
「な、なんでもないっ!」
腕を掴かんだ。好未は、ビックリしている様子だった。
「え、えぇ?!」
「ちょっと・・・。」
「でっでも!何さぁ?!」
照れてる感じ?ん?なんだ?

屋上につくなり、「リンチなら辞めてね?」って・・・。リンチしねぇよ。掃除だっつぅの!