「虹・・・。」
「綺麗だよね。」
「あれ?雨降ってたっけ?」
未玖に聞く。
「いいやぁ。なんでだろー?」


“キセキの虹。”

とあたしは思った。

あたしには、“愛のキセキ”が起こってほしい。
虹は、少しずつ、段々と消えていった。
まるで、あたしの恋心のように・・・。