乙女って、あたしのどこが……
ますます蓮哉くんが分からない
「あたしのどこが乙女なの?」
「波留ちゃんって呼ばれて照れてるところ
あと、
俺のこと蓮哉くんって言うときも照れてる」
「なっ……!!
照れてなんかないよ!!」
って言いながら顔真っ赤なあたし
蓮哉くん、あたしのこと見てるんじゃないの?ってくらい当たってる……
「ほら、また照れた
波留ちゃんおもしろいな~」
「蓮哉くんがからかうからだよー」
「波留ちゃんやっとタメ語になった」
「えっ?」
「ずっと敬語だったじゃん
俺、警戒されてんのかと思ったし」
ははっ~
警戒してましたよ!!!
めちゃめちゃ要注意人物でしたよ!!!
でもあたし、いつのまにかタメ語になってたんだ
気づかなかったな~
蓮哉くんって意外に敏感なのかな
話してる感じだとあんまり考えてないみたいだけど
「なんか蓮哉くん話しやすいし、警戒心なくなったったいうか…」
「ってことは警戒してたったこと?
俺ってそんなに怖いかなー」
怖いですよ
でもはじめだけね
まさかこんなに話しやすい人だとは思わなかったな
どんな顔なのか分からないけど、蓮哉くんのことをもっと知りたいと思った
この時間がもっと続けばいいと思った
どうしても電話を切りたくなかった

