あれからどうやって帰ってきたのか覚えてない。


キリヤを振り払って
ただ走った。


山奥の我が家まで。


どうしよ…
どうしよ…


キリヤと…キス…。


なんで!?


キリヤがあたしを好き!?


そんなのありえない!


だって、
いつもあたしをからかってばっかで。


口だって悪いし。


そんなキリヤが!?


走って走って
家についた。