*ちぇりーダーリン*

それからというもの、
あたしはかなりココとリョースケが一緒になるように仕組んだ。


会話も二人にしたり、
委員会を二人に言ってもらったり。


 ほんとはあたしが行かなくちゃいけないんだけど。


でも、あたし燃えてます!


 これ、リョースケに気持ちを知ってもらうチャンスだと思うんだ。


 だって、ココは本当にいい子だし優しいし理解だってある。

ひねくれリョースケに、くれてやるのは残念だけど二人は似合うからね。


 今日もあたしは傍観者。


離れた位置から二人を観察してみる。


 いい。


かなりいいよ。お似合いだよ。

お二人さんッ。


またもあたしの顔はにやける。

あ~あ、あたしの…リョーヘイはどこにいるんだろ…ね。


 いないことが当たり前な毎日になっても、ぽっかり開いた穴は埋まらないものなんだね。


 今、どこにいる?


もう宇宙の彼方??


あたしのいる地球は見えてる?

 今日は天気が悪いから視力のいいリョーヘイでも見えないかもね。


「雨…降りそう…」


雲は灰色に滲んでいた。