しばらくして二人はゾンビゲームの銃をようやく置いた。


「ふぅ~っ。あの最後のボスはマジ強かったな」


「本当に。
まさか、あそこでゾンビの軍勢も来るとは思っていませんでした」


一汗かいた~、って感じで二人は労働を労い合ってる。


けど、こっちは待ちぼうけ。


近くにあったイスに座って、
ジュース片手にどれだけ待たされたことか…。


「ごめんなあ。
つい、力んじまって…。
お詫びにアイスおごらせてください」


キリヤはパンッと両手を合わして、座ってるあたし達に謝る。

「…しょうがないなあ。
アイスで手をうつよ」


あたし、おごりに弱いのかな?