「うーん、そだね。
いつまでしてんだろ…ね」


あの二人、
いつまでゾンビと戦ってるんだろ…。


ゲームセンターのゾンビゲームで、ずっと戦っててあたし達はほったらかし。


それにしても、リョースケはあんな顔もできるんだ。


厭味っぽい顔しか見てなかったから。


「リョースケ!
そっちのゾンビ頼むわ!」


「任せてください!!」


はぁ~。


いつまで続くんだろ。


「ココ、いい加減、待つより言おうよ。疲れてこない?」


あたしは呆れ口調でココに
言った。


「え…と、もう少しだけ…。
いいんじゃない…かな?」


…ココ?


ココの頬が少しだけ赤く見えるのは気のせいかな?


「…ん…いいけど…」


あたしはココの可愛さに、釣られて首を縦に振った。