後ろから声を低くしたリョースケにあたしはびっくりして妙な声を出してしまった。


 「…さっきから、変ですよ。叫んだり、踊ったり…ふぅ、人間は馬鹿ですね」


なっ、踊ってない!!


それにバカじゃない!!


 「いいでしょ、そんなこと!!」


あたしはこれからリョーヘイを探すんだから!!


あたしは勢いよく反論する。


「…っくっくっ、あー、やっぱり変。えっと…笹川さん…?でしたっけ??」


リョースケはニヤリと口角を上げる。


暗くてよく見えないけど、嫌味ったらしい笑い方だしそうに決まってる!


「…なによ…」