その時、後ろから声が聞こえた。


「あれ?
どうしたの?泣いてるの?」


あたしは目をこすり振り向いた。


誰…??


そこにいたのは綺麗な男の子だった。


赤い髪に優しい瞳。


リョーヘイと少し似ている?


「あなたは…?」


男の子は近づいてきてあたしの胸にそっと両手をあてた。